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2010年5月29日土曜日

イタリアワイン講座 第9回 「トレンティーノ・アルト・アディジェ」@Manner-BO

イタリア最北のトレンティーノ・アルト・アディジェ州。スイス、オーストリアに国境を接しておりスキーや登山の山岳スポーツ好きにはたまらないところです。1956年猪谷千春さんが冬季五輪で銀メダルを取ったコルチナダンペッツオもこの州にあります。
D.O.C.G.はなく、D.O.C.は八つ。

ワインは左から
◇D.O.C. Suditrol Sauvignon 2008
緑かかった淡い黄色、ノーズは白い花、その後柑橘。酸味は強めだが、雑味のない綺麗なワイン。種明かしはなんとソーヴィニヨン・ブラン

◇I.G.T. Vigneti delle Dolomiti Muller Turgau 2006
Sauvignonよりは少し濃い色合い。柑橘や青リンゴの香り。酸味はやや強め。ドイツ品種のミュラー・トゥルガル(リースリングとグートエーデルの交配品種)。ドイツではリースリングについで2番目の生産量の白葡萄

◇D.O.C. Sudtirol Gewuuztraminer 2007
3種類の白ワインの中ではもっとも濃い色合。金色のワイン。香りはライチのような甘い香り。味わいは、それなりに酸味があるのだが、トロピカルフルーツのようなまったりした味わい。 後口にやや苦味。最初にゲベルツ・トラミナーが出るといわれていたので、これはすぐわかりました。アロマティック品種の代表ですから(笑)

◆D.O.C. Sudtirol St. Magdalemer 2007
綺麗なルビー色。スミレやベリーの香り。酸味があり、タンニンはあまり感じられない。ブルゴーニュの北のほうのルージュと言った感じです。葡萄はスキアーバ(Schiava)で、色はこの葡萄のワインとしては濃い方だとのこと。

◆I.G.T. Vigneti delle Dolomiti Rosso 2004
ガーネットの色合い。ベリー、ハーブ。少しするとスースーするハッカ香も。 味わいはタンニンと酸味のバランスが良く食事にあいそうなワイン。テロルーデゴ(Teroldego)とラグレイン(Lagrein)のブレンド

◆D.O.C. Sudtirol Lagrein Riserva 2006
ふちが青みがかったガーネット。まだまだ若いワイン。ブルーベリー、プラム、紫蘇などの香り。タンニンは強めで収斂性を感じます。ラグレイン100%のワイン

料理はゲベルツにエスニックというように言われているが実際にどうかということで、タイ風春雨のサラダ。個人的にはパクチー大好きなので感激。ワインとのマリアージュも素晴らしい。
白ソーセージ蒸し、粒マスタード添え(ピンボケ御容赦)本当は皮を剥くそうですが、その前に食べてしまいました(笑)


ソーセージポトフ。ザワークラウトの酸味が美味しかったです。

この辺のワインはなかなか珍しいようで見つけられたのは以下の2種位でした。

カンティーナ・ボルツァーノ サンタ・マッダレーナ ソーヴィニヨン・モック 2008 税込2,352円


ジョセフス・マイヤー赤ラグレイン リゼルヴァ2本セット 5691円 /本


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