2007年10月31日水曜日
ブルゴーニュ古酒を堪能
昨夜三軒茶屋のワインバー「のみ山」さんで開催。メンバーは女性3名、男性4名の7人。
まずシャンパーニュTarlant Cuvée Louisで乾杯。97年と96年のピノ・ノワールとシャルドネを50%づつ使用したものだそうです。KRUG好きな人が普段飲みにするとのこと。KRUGはまだ飲んだことがないのでなんとも言えませんが、余韻の長いすばらしいシャンパーニュでした。
◇2004 Pouilly-Fuisse VV Les Crays Daniel Barraud
非常にバランスがよく酸も適度。時間を置いて少し温まってくると蜂蜜の香りが開いてきました。ブルゴーニュの上級キュベ恐るべし。
◇1999 Chassagne-Montrachet 1er Cru Les Embrasees Bernard Morey
これも申し分のないワイン。8年経っても果実味健在。
◆1983 Nuit-St-Georges 1er Cru Les Perdrix Mugneret Gouachon
コルクの部分が傷んでおり、吹いたかもしれないと心配されていましたが、問題なし。キノコや土の香り、乾いたスパイスなど。ブルゴーニュ古酒ならではの枯れたおいしさ。
◆1969 Beaune 1er Cru Les Boucherottes Bernard Delagrange
これが今回一番古いヴィンテージだったのですが、澱もなくクリーンな感じ。先に飲んだ83年は半分以下に澱があって少しずつにごりだしたのですが、これは黒スグリの香りなども健在。まだ酸味もありもっととっておけるのではとのご意見もありました。ブルゴーニュ恐るべし。樽から瓶詰めしたのは最近なのかもしれないとのこと。
◆1986 Beaune 1er Cru Les Teurons Albert Morot
最初はタクアンというか還元臭と言うのでしょうか、そのような香りがしましたが、それが消えるととてもエレガントな味わいが現れてきました。
◆1990 Corton Grand Cru Les Greves Adrien Belland
特級畑Grand Cruのワイン。なんだか自分のボキャブラリーでは表せず、うまいとしか言いようがないです。
こんなおいしいワインを提供くださったUさんはじめ、色々とお教えいただいたソムリエール資格を持つAさん、オーナーのKさん、皆さんありがとうございました。
Kさん、ポルチーニおいしかったです。にんにく「愛ちゃん」ももちろん最高。
料理は以下のとおり。
茄子とアボカドのミルフィーユ仕立て
ポルチーニソテー・栗のスープとともに
鴨のローストルッコラサラダ仕立て
ブッフ・ブルギニヨン
2007年10月30日火曜日
2006 Sierra Vista Fumé Blanc Sierra Foothills
TWELVE PICKSの中から3本目。サクラメント東の内陸部にあるワイナリー。 Fumé Blanc=Sauvignon Blancのワイン。フュメ・ブランの名称については、メルシャンのサイトにこんな話が出ていました。「ロバート・モンダヴィは樽熟成させた辛口ソーヴィニヨン・ブランを、フランスのロワール地方で呼ばれているブラン・フュメをヒントにフュメ・ブランという 名前で売り出し、ソーヴィニヨン・ブランで造られたワインの人気を高めました。ロバート・モンダヴィは、この品種をアメリカに広く認知させた促進者として 知られています。」
私は恥ずかしながら、Fumé Blancという葡萄があると思ってました。
このワインは白のなかでは$13.95と一番安かったので、あまり期待していなかったのですが、メロンやキウィの香り、適度な酸味とさらっとした透明な飲み口です。樽熟成させた安いソーヴィニヨン・ブランだと苦味とか出てしまうのですが、これは苦味はなく口の中をさっぱりさせてくれます。先日のAMAZON RANCHといいこれといい、Sierra Foothillsのワイン良いですね。ティスティングノーツには蟹や寿司に合うと書いてあります。シーフードサラダと飲んだのですが、寿司も良いなあ。特にコハダとか光り物が良いかも・・・・
2007年10月29日月曜日
ブルゴーニュの飲み頃
とかく長期熟成が望ましいとされるフランスワイン。ただ、最近は早飲みタイプも出ているとのお話もソムリエさんからちらほら聞きます。早飲みタイプが当たり前だった、カリフォルニアでもシングルヴィンヤード物など10年後に飲みなさいなんて話も良く聞きます。
先日、ネットでブルゴーニュのネゴシアン ニコラ・ポテル(Nicolas Potel)のワインを買い求めました。
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・キュヴェ・ジェラール・ポテル[2004](写真は2003)
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール[1976]セレクション・ニコラ・ポテル
フランスワインに疎い私が始めて出たフランスワインのメーカーズディナーに出たのが、このニコラ・ポテルの会。ニコラ本人ではなく、営業部長のマルコさんがこの会に出ていました。彼とはフランス語ではなく私の中学生英語でなんとか会話していました。
彼のメールアドレスは教えてもらっていたので、ディナーのお礼をメールでしたところ、丁寧な返事が来ました。それが6月のこと。
今回、なかなか手に入らないニコラのワインを手に入れたので、「飲み頃は何時なんだい?」ってメールしてみました。数日後彼から返事が来ました。
「2004は2~3年キープしておけ、1976は今が飲み頃だけど、デキャンティングせずにグラスの中で空気に触れさせろ」とのことでした。2004は知り合いのソムリエールさんに聞いたら「力強いけどえぐみがある」とのこと。自然に作ってるから茎なんかも一緒に入れてるってことで、そこからえぐみみたいなものが出てるのでしょうか?
それから、「2005年はすごく良い年らしいけど、高いよね?」との質問には、「おっしゃるとおり、すばらしい年だった。他のメゾンも皆この収穫の恩恵を受けたので、15~30%値上げしたけど、うちは値上げしないよ。」とのことでした。うれしいけど、ただでさえ手に入りにくいニコラのワイン2005年は出たら即買いですね。
先日、ネットでブルゴーニュのネゴシアン ニコラ・ポテル(Nicolas Potel)のワインを買い求めました。
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・キュヴェ・ジェラール・ポテル[2004](写真は2003)
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール[1976]セレクション・ニコラ・ポテル
フランスワインに疎い私が始めて出たフランスワインのメーカーズディナーに出たのが、このニコラ・ポテルの会。ニコラ本人ではなく、営業部長のマルコさんがこの会に出ていました。彼とはフランス語ではなく私の中学生英語でなんとか会話していました。
彼のメールアドレスは教えてもらっていたので、ディナーのお礼をメールでしたところ、丁寧な返事が来ました。それが6月のこと。
今回、なかなか手に入らないニコラのワインを手に入れたので、「飲み頃は何時なんだい?」ってメールしてみました。数日後彼から返事が来ました。
「2004は2~3年キープしておけ、1976は今が飲み頃だけど、デキャンティングせずにグラスの中で空気に触れさせろ」とのことでした。2004は知り合いのソムリエールさんに聞いたら「力強いけどえぐみがある」とのこと。自然に作ってるから茎なんかも一緒に入れてるってことで、そこからえぐみみたいなものが出てるのでしょうか?
それから、「2005年はすごく良い年らしいけど、高いよね?」との質問には、「おっしゃるとおり、すばらしい年だった。他のメゾンも皆この収穫の恩恵を受けたので、15~30%値上げしたけど、うちは値上げしないよ。」とのことでした。うれしいけど、ただでさえ手に入りにくいニコラのワイン2005年は出たら即買いですね。
2007年10月28日日曜日
Paraiso Springs Santa Lucia Highlands Pinot Noir 2005
2007年10月27日土曜日
Amazon Ranch Viognier Damiano Vineyard Sierra Foothills 2006その後
前日の投稿を間違って消しちゃいました。
THE TWELVE PICKSの1本目
消してしまった投稿にに書いたのは、ここのワイナリはヴィオニエしか作っていないファミリーワイナリーということと、昼に飲めるような方向に味付けを変えたこと、買えるのはNAPA WINERY EXCHANGEだけらしいこと、わずか4樽100ケース作って10ケースはファミリーのライブラリーにしてることなどですね。ラベルを見ると4 BARRELS PRODUCEDとなっています。
私の感想としては、一日目から濃厚な花の香り、味わいはさらり、といったところでしょうか。初日は秋刀魚にレモンを絞ったものなどといただきました。
今日はランチに蟹のトマトクリームパスタと残りをいただきました。
残念ながら荒天のためテラスでのランチとはいきませんでしたが、カリフォルニアの日差しの中で魚介系のランチと味わうには最適の白ワインかと再認識しました。ただ、あまりにおいしかったのでゆっくり香りの変化を楽しむまもなく飲みきってしまいました。
THE TWELVE PICKSの1本目
消してしまった投稿にに書いたのは、ここのワイナリはヴィオニエしか作っていないファミリーワイナリーということと、昼に飲めるような方向に味付けを変えたこと、買えるのはNAPA WINERY EXCHANGEだけらしいこと、わずか4樽100ケース作って10ケースはファミリーのライブラリーにしてることなどですね。ラベルを見ると4 BARRELS PRODUCEDとなっています。
私の感想としては、一日目から濃厚な花の香り、味わいはさらり、といったところでしょうか。初日は秋刀魚にレモンを絞ったものなどといただきました。
今日はランチに蟹のトマトクリームパスタと残りをいただきました。
残念ながら荒天のためテラスでのランチとはいきませんでしたが、カリフォルニアの日差しの中で魚介系のランチと味わうには最適の白ワインかと再認識しました。ただ、あまりにおいしかったのでゆっくり香りの変化を楽しむまもなく飲みきってしまいました。
2007年10月26日金曜日
Hitching Post PN Cargasacchi Vineyard 2003
ヒッチング・ポストはレストラン・オーナーであるフランク・オスティーニ氏と、元漁師でありオスティーニ氏の友人であるグレイ・ハートレイの二人によりスタートした、優れたカリフォルニア・ピノノワールの造り手のひとつ。ハートレイ氏には7月はじめSan FranciscoのPinot Daysお目にかかれましたが、とても気さくかつ面白い人でした。私の求めに応じてボトル持って写真を撮らせてもらいました。
先日ここのPinot Noir Cargasacchi Vineyard 2003を飲む機会がありました。
その後、Webで調べたのですが90ケースしか作られず、日本に正規輸入されたのは5ケースだけの希少品!!
果実味豊かでエレガントなつくりをしたワインといえましょう。惜しむらくは、もう少し酔っていなければ気の利いた感想も言えたのに・・・・
映画「サイドウェイ(Sideways)」でヒロインのマヤが働いていたレストランが「ヒッチング・ポストⅡ」でした。この映画で一躍ここやここのワインばかりでなく、カリフォルニア・ピノノワールも有名になりました。この映画は2005年と記憶しているのですが、2003年頃ワイナリー巡りをしたときの印象では、カリフォルニアワインというとフルボディーはカベルネ・ソービニオン、ミディアムボディーはメルロという感じでした。そもそもこのころは私自身、赤はカベルネ、白はシャルドネという狭い視野しか持っていなかったのですから、ピノに目線が行かなかったのでしょう。
さて、ヒッチング・ポストに話を戻すと、ここのレストランはステーキレストランというかバーベキューレストランだそうで、肉がうまいらしいです。でビーフステーキに合うピノノワール?スタンダードのCORK DANCERなんかはそんな感じでした。
先日ここのPinot Noir Cargasacchi Vineyard 2003を飲む機会がありました。
その後、Webで調べたのですが90ケースしか作られず、日本に正規輸入されたのは5ケースだけの希少品!!
果実味豊かでエレガントなつくりをしたワインといえましょう。惜しむらくは、もう少し酔っていなければ気の利いた感想も言えたのに・・・・
映画「サイドウェイ(Sideways)」でヒロインのマヤが働いていたレストランが「ヒッチング・ポストⅡ」でした。この映画で一躍ここやここのワインばかりでなく、カリフォルニア・ピノノワールも有名になりました。この映画は2005年と記憶しているのですが、2003年頃ワイナリー巡りをしたときの印象では、カリフォルニアワインというとフルボディーはカベルネ・ソービニオン、ミディアムボディーはメルロという感じでした。そもそもこのころは私自身、赤はカベルネ、白はシャルドネという狭い視野しか持っていなかったのですから、ピノに目線が行かなかったのでしょう。
さて、ヒッチング・ポストに話を戻すと、ここのレストランはステーキレストランというかバーベキューレストランだそうで、肉がうまいらしいです。でビーフステーキに合うピノノワール?スタンダードのCORK DANCERなんかはそんな感じでした。
2007年10月25日木曜日
San Sakana Cellars
サンフランシスコにあるCrushpadで作られた新しいワイナリーのワイン「San Sakana」を飲む機会がありました。「サン・サカナ」と読みます。シリコンバレーで働く3人の同僚が趣味を越えて仕事として始めたワイナリーとのこと(詳細は彼らのサイト http://www.sansakana.com/ を参照のこと)。だから三匹の魚のことです。
三人はカリフォルニアと似た気候と考えるローヌの品種のワインを作っているそうです。そういえば、昨日紹介した"THE TWELVE PICKS"にも、いくつかローヌスタイルブレンドを名乗るものもありました。
飲んだのは下記の4種
2006 Catie's Corner Viogner
2005 Syrah Carneros Las Madres Vineyards
2005 Trio Syrah Sonoma Valley
2005 Syrah Santa Barbara County White Hawk Vineyards
ヴィオニエは、ヴィオニエ特有と言うかフレッシュクリームと花の香りがむんむんとしてきます。ただ、味わいがまだ荒々しい。もう少しエレガントな方向に味付けを変えたら良いワインになるでしょう。
3種類のシラーのなかでは、まずソノマヴァレーがおいしく感じられました。ただ、私はこれをブラインドで出されたら「南のほうのピノ?」って言っちゃいそうです。時間がしてくると3番目のホワイト・ホークの香りがたってきてとても好ましい感じ。1番目は、ちょっと平板かなあ。
シラーはオレゴンのもののようにもう少しピリピリくるスパイシーさが欲しいですね。ジビエが食べたくなるようなやつが。そういうポテンシャリティーは「ホワイト・ホーク」に感じられました。
三人はカリフォルニアと似た気候と考えるローヌの品種のワインを作っているそうです。そういえば、昨日紹介した"THE TWELVE PICKS"にも、いくつかローヌスタイルブレンドを名乗るものもありました。
飲んだのは下記の4種
2006 Catie's Corner Viogner
2005 Syrah Carneros Las Madres Vineyards
2005 Trio Syrah Sonoma Valley
2005 Syrah Santa Barbara County White Hawk Vineyards
ヴィオニエは、ヴィオニエ特有と言うかフレッシュクリームと花の香りがむんむんとしてきます。ただ、味わいがまだ荒々しい。もう少しエレガントな方向に味付けを変えたら良いワインになるでしょう。
3種類のシラーのなかでは、まずソノマヴァレーがおいしく感じられました。ただ、私はこれをブラインドで出されたら「南のほうのピノ?」って言っちゃいそうです。時間がしてくると3番目のホワイト・ホークの香りがたってきてとても好ましい感じ。1番目は、ちょっと平板かなあ。
シラーはオレゴンのもののようにもう少しピリピリくるスパイシーさが欲しいですね。ジビエが食べたくなるようなやつが。そういうポテンシャリティーは「ホワイト・ホーク」に感じられました。
2007年10月24日水曜日
Napa Valley Winery Exchangeからワインが届いた
Napa Valley Winery Exchangeはサンフランシスコのダウンタウンにあり、ユニオンスクエアのすぐそばです。場所的にはホテル日航からヒルトン方向にオファレル通を歩きヒルトンの先の角を右に曲がるとすぐあります。サンフランシスコに行くとここは大変に便利なので、大体ワインを漁ります。現地で買ってもJCBカードを使うと10%オフになります。まあ、ワイナリーやメーリングリストで買うよりはちょっと高め。Kistlerなんか倍ぐらいしてたかな?
今回は"THE TWELVE PICKS" FALL 2007の12本セットを購入しました。
赤の6本。Paraiso以外は飲んだことがありません。
左から
◆Hoffman Cellars Block 16 Cabernet Sauvignon Napa Valley 2004
◆La Rochelle Santa Lucia Highlands Pinot Noir 2005
◆Paraiso Springs Santa Lucia Highlands Pinot Noir 2005
◆Stephen Vincent Crimson California Syrah Based Blend 2005
◆Wilson Zinfandel Tori Estate Vineyard Dry Creek Valley 2004
◆Leonardini Family Tony's Blend Napa Valley Cabernet Sauvignon 2004
白とロゼの6本。
左から
◇Lucia Lucy Rose Of Pinot Noir Santa Lucia Highlands 2006
◇Balletto Teresa's Chardonnay Russian River Valley 2006
◇Pelerin Wines Les Tournesol Santa Lucia Highlands Roussanne Blend 2006
◇Rozak Vintners Chardonnay Santa Maria Valley 2005
◇Sierra Vista Sierra Foothills Fume Blanc 2006
◇Amazon Ranch Viognier Damiano Vineyard Sierra Foothills 2006
Sierra Foothillsのワインはなかなかお目にかからないのでおもしろいかなと思ってます。それとPelerinのローヌブレンドなんかも面白そう。
今回は"THE TWELVE PICKS" FALL 2007の12本セットを購入しました。
赤の6本。Paraiso以外は飲んだことがありません。
左から
◆Hoffman Cellars Block 16 Cabernet Sauvignon Napa Valley 2004
◆La Rochelle Santa Lucia Highlands Pinot Noir 2005
◆Paraiso Springs Santa Lucia Highlands Pinot Noir 2005
◆Stephen Vincent Crimson California Syrah Based Blend 2005
◆Wilson Zinfandel Tori Estate Vineyard Dry Creek Valley 2004
◆Leonardini Family Tony's Blend Napa Valley Cabernet Sauvignon 2004
白とロゼの6本。
左から
◇Lucia Lucy Rose Of Pinot Noir Santa Lucia Highlands 2006
◇Balletto Teresa's Chardonnay Russian River Valley 2006
◇Pelerin Wines Les Tournesol Santa Lucia Highlands Roussanne Blend 2006
◇Rozak Vintners Chardonnay Santa Maria Valley 2005
◇Sierra Vista Sierra Foothills Fume Blanc 2006
◇Amazon Ranch Viognier Damiano Vineyard Sierra Foothills 2006
Sierra Foothillsのワインはなかなかお目にかからないのでおもしろいかなと思ってます。それとPelerinのローヌブレンドなんかも面白そう。
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