COACH特集

2010年3月10日水曜日

1+3 or 3+1ワイン会ふたたび

何か珍しいワインが在ったりすると集って飲んでどうだこうだと話し合ったりするワイン仲間が居ます。東京にいれば確実に+1となっているであろうNY在住で現在、短期一時帰国されているuさんを交えての1+3と言うか3+1ワイン会@赤坂HAK

全員そろうまでグラスでいただいた、アルゼンチンヴィーニャ・ドニャ・パウラ(Vina Dona Paula)のシャルドネ。


今回は4人で3本。
白1、赤ピノ1、赤カベルネ1

エチケットが見えにくいのですが、左から

◇EVENING・LAND・VINEYARD  SEVEN・SPRINGS・VINEYARD Chardonnay 2007
白ワインとりわけブルゴーニュが好みのuさんが、NYで購入して持ち込んだワイン。
ムルソーで有名なコント・ラフォンのドミニク・ラフォン氏が海外で初めて手掛けるベンチャーで、日本で輸入販売しているエノテカのHPには「このワイナリーはまさに、「コント・ラフォン」「モノポール」「ビオ」という、ブルゴーニュファンであればワクワクする条件が揃っている」とのことでした。jこのシャルドネは2007が最初のリリース。NY価格は$88だとか。

外観は薄めの黄色で酸が効いていそうでした、香りはあまり開いてきません。味わいも思っていたほど酸は無く、柑橘の味わい。期待を持って最後までグラスに取って置いたのですが少しへたってきて薄い砂糖水のようになってしまいました。

ここのピノ・ノワールは期待できそうですか、いかが?

◆Alysian  Pinot Noir "Russian River Selection"  2007
ゲアリー・ファレル(Gary Farrell)が新しく始めたプロジェクト。2004を限りにゲアリー・ファレル氏は自らの名前を冠したワイナリGary Farrellを売却しそこから身を引いたようですが、自分の名前であるにも関わらず、その名前はブランド名として転々と売却されたワイナリーに残したまま、このアリシアン(Alysian)を立ち上げました。

「ラベンダー、ブルーベリー、香辛料、黒系のベリー類、野生のプラム、ザクロのめくるめく魅惑的な芳香。それらはブラックベリーやラズベリーのニュアンスも交えて舌の上で持続し更に強まる。適切な酸度は、ワインの構成を整え、鮮度をもたらし長期熟成にも向く。」とはゲアリー・ファレル氏のコメント。

香りも良く、濃いピノ・ノワールですが、何方かが「こういうシラーあるよね」と言っていました。確かに濃いけど、果実味由来の甘味と、ピリッと来るスパイス素晴らしい。この濃さは造りなのか、太いワインに最高の出来となった2007の葡萄に由来するのか、2008以降のヴィンテージを飲んでみたいと思いました。$69.95でサンフランシスコから直接取り寄せました

◆Quilceda Creek Cabernet Sauvignon 2007

ワシントン州のハーランエステートと言われるカルトワイン『クウィルセダ・クリーク』。ロバートパーカー氏監修ワインアドヴォケイト誌上2002&2003&2005年は二年連続100点、2004年は99点。北だそうです。

7時前にデキャンティングポワラー(の上級版?)でデキャンタに注ぎ込み、9時過ぎから飲んだのですが、濃い濃い。タンニンが渋いだけでなく、果実味も酸味もそれに匹敵するぐらい。「5点満点のグラフで6点位三つが飛び出してるね」との意見に頷きました。といって、渋くて駄目、酸っぱくてだめと言うのではなく、それぞれは強いもののバランスが取れているため、美味しく飲めます。ワシントンのワインは薄いとの印象を持っていたのですが、その偏見は覆されてしまいました。熟成したらとんでもない味わいになることは間違いないでしょう。ワイナリーから直接購入で$125とのこと。

この夜は期せずして、ワシントン、オレゴン、 カリフォルニアの2007の会みたいになってしまいました。

メニューにはワンコインって書いてありましたけど、どこまでがそうなのか確認しませんでした。でもかなりリーズナブルに飲めましたよ。

スモークサーモン
 マグロのとアボカドのタルタル

ソーセージグリル

チキンのチーズ焼き

トリップのトマト煮込み

ポークスペアリブ

[2007] セブン・スプリングス・ヴィンヤード・スムム・シャルドネ 税込18,900円



アリシアン ピノ・ノワール ロシアン・リヴァー・セレクション [2007] 税込6,980円 後1本です。



クィルセダ・クリーク/カベルネ・ソーヴィニヨン ガリツィン・ヴィンヤード 2006 税込 18,690円後5本



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