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2010年6月27日日曜日

イタリアワイン講座 第10回 「ヴェネト」@Manner-BO

今回はローマのあるラツィオ州。
建国者ロムルスとレムスが狼の乳を飲んで育った伝説の都ローマ。
「全ての道はローマに通ず」

ここのワインは81%が白ワインでロゼ・赤は19%しかありません。
年間降雨量は500mm~900mmが望ましいのに1,238mm(05年度)と多めです。

DOCGは08年に昇格したCesanese del Piglio(R)だけで、主なDOCはMarino(B)、Frascati(B)、Est! Est!! Est!!! di Montefiascone(B)等

・Cesanese del Piglio(チェザネーゼ・デル・ピーリオ)

Cesanese del Piglio / 葡萄品種Cesanese(チェザネーゼ) max 90%
Cesanese del Piglio Superiore /葡萄品種 Cesanese(チェザネーゼ) max 90% 熟成期間18ヶ月以上

左から
1.D.O.C. Est! Est!! Est!!! di Montefiascone 2008
緑がかった黄色、柑橘の香り、味わいは酸味が強いが後からやや甘みも感じる味わい。後口に少し渋みを感じました。

トレッビアーノ(=ユニ・ブラン)65%
マルヴァジア・ビアンカ・ディ・カンディア20%
トレッビアーノ・ジャッロ15%

2.I.G.T. Lazio Bianco "Donnaluce" 2008
黄金色の色合い、涙もたっぷり粘性もややあり。香りはモクレンの様な白い花の香りトロピカルフルーツの香りも。味わいも桃やマスカットのような味わい。もちろん酸味もあるから美味しい。

マルヴァジア・デル・ラツィオ60%
グレコ30%
シャルドネ10%

3.I.G.T. Lazio Bianco "Rusticim" 2007 
琥珀色。ハーブ、オレンジピール。シェリーのような味わいも。ビオの様な造り?

 少し調べてみました。

「"ルスティクム"とは、素朴なものと いう意味だそうです。」

「ルスティクムは、ウンブリアのジャンフランコ・ベアのアドバイスを受け、15日間のマセレーション(果皮浸漬)を行ったワイン。2007年ヴィンテージ から少量のみ生産されている特別なワインです。 」(ネットショップのHPより)

トレッビアーノ55%
マルヴァジア・ビアンカ・ディ・カンディア20%
ヴェルデッキオ15%、グレケット10%

4.D.O.C. Olevano Romano "SILENE" 2005 
ここの特徴的な黒葡萄Cesanese(チェザネーゼ) 100%のワイン。

綺麗なルビー色、スモーキーな香り、タンニンも弱くエレガントな味わい。

チェザネーゼ・ディ・アフィーエ100%
5.D.O.C. Olevano Romano "CIRSIUM" 2005 
Cesanese(チェザネーゼ) 100%のワインで同じ造り手だが、樹齢が50年以上のものを使っているとか。フランスならVV(Vieilles-Vignes )と書くのでしょう。ちなみに4.は15年程度。

色合いは4.よりやや濃いルビー色、香りに黒い花のニュアンス、タンニンは4.よりは強い。これは美味しい。
チェザネーゼ・ディ・アフィーエ100%

6.I.G.T. Lazio Bacarossa 2007
濃いガーネット色、プラムの様な黒い果実の香り、タンニンは強いが時間が経つうちに甘みに変化して来ました。牛肉等に合いそうな味わい。

ネーロブオーノ100%

今回のスペシャルで7本目のワインも。
D.O.C. FRASCATI SEPRIOREE 2008
ポッジオ・レ・ヴォルピ・フラスカーティ・スーペリオーレ・セッコ 2008


雑誌[一個人]「極旨ワイングランプリ」で見事イタリアのNo.1を獲得したワインだそうです。
確かに凝縮感に溢れた味わい。カルボナーラ等クリーム系パスタには最高の相性だそうです。

マルヴァジア70%、トレッビアーノ20%、ソーヴィニヨン・ブラン10%


料理はカポナータ(夏野菜のトマト煮込み)
コンキリエの赤パプリカソース

D.O.C. Est! Est!! Est!!! di Montefiascone 2008は見つかりませんでした。



3本セット


2本セット
 



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