COACH特集

2011年6月26日日曜日

JURA会@のみ山

日本では、ソムリエ協会の教本に「ジュラ・サヴォワ」として一括に記載される事があるため一括りにされることが多いジュラのワインを味わう会。

場所は三軒茶屋のみ山。シニアソムリエのマスターが選んだワインは下記のラインアップ。
左から(マスターのコメント一部引用)
1.2007 Cremant de Jura Ch.Philippe Michel Brut
95年からジュラのスパークリングは一括されて、Cremant de Jura のアペラシオンに統一。生産量16%を占める。瓶内2次発酵9ヶ月以上。Brutではあるが少し甘みを感じる。イースト香、ビターな味わいが少し。
2.2009 Arbois Fleur de Savignan Domaine de la Tournelle
Gewurztraminerが変異して出来たらしい、Savignan種の葡萄を使ったワイン。ゲベルツが父親(!?)パスカル・エヴェリン夫妻が91年に設立したドメーヌ。06からビオデナミ。「家の1Fはレストランバー。行ってみたい」はマスターの弁:-)
最初はビオ香がするが、味わいは酸味もありストレート。白ワインながらわずかの渋みがある。種由来のタンニン?

3.2007 Arbois Melon A Quene Rouge Piere Martin
ドメーヌ・ルフレーヴ当主アンヌ・クロードが立ち上げたネゴシアンCLAC。「独自のテロワールから素晴らしいワインを生み出しながらも、まだ広く世間に知られていない造り手を積極的に紹介していく」という主旨。
品種はシャルドネの類似品種(?)とか。何故かエビカニっぽい魚介の香りが。

4.2009 Arbois Chardonnay Classique Domaine Andre et Mireille Tissot
地元アルボワの三つ星ジャン・ポール・ジュネにてグラスワインとして採用されている。
Melon d'Arbois=Chardonnay のワイン。魚介と合わせると絶妙な旨みが味わえる。

5.2007 Arbois Pupillin Blanc Domaine de la Renardiere
ピュピラン(Pupillin)村はアルボワと併記できる唯一のサブリージョン。アルコール発酵の仕組みを解明したルイ・パスツールが少年時代に過ごした場所とのこと。ドメーヌ名レナルディエール(Renardiere)はこの辺に多く出没する狐の巣のこと。
わずかに甘みを感じる。酸味が豊かなワイン。


6.2008 Arbois L'uva Arboisiana Rouge Domaine de la Tournelle
アルボワの土着品種プール・サール100%。顆粒が大きく果皮が薄く芳香な品種。ボージョレ・ヌーヴォー等と同じマセラシオン・カルボニック製法のワイン。最初はロゼかと思った綺麗な明るいルビー色。
苺などフルーティーな香りと味わい。何も言われなければロゼだと思ってしまうような華やかなワイン。
 
7.2008 Arbois Trousseau Singulier Domaine Andre et Mireille Tissot
ジュラの土着品種トルソー100%のワイン。ポルトガルではバスタルド。
酸味があり以外にスパイシーな赤ワイン。どことなく北イタリアの赤ワインを思い出しました。

8.2003 L'Etoile Vin Jaune Domaine Geneletti
シャトー・シャロンに居を構える造り手のヴァン・ジョーヌ。ジュラと言えば藁のワイン=ヴァン・ド・パイユ、黄色のワイン=ヴァン・ジョーヌ。
Vin Jaune(ヴァン・ジョーヌ)は酸膜酵母により最低6年以上熟成する極辛口ワイン。Ouillage(ウィアージュ=目減り分の補填)、Soutirage(スーティラージュ=澱引き)は禁じられている。シェリーに似た風味になりますが、酒精強化はしないとのこと。
藁のワインは「藁で陰干しした葡萄を使った甘口ワイン。
キリッと冷やして、夏のディナーの食前酒にしたいドライな味わい。後口がシェリーと違うとは友人の弁だが、思い起こせばシェリーはアフターに酒精強化に使われるブランデーの感じが残るが、これはそれがないのですっきりした後口が長く続く。

シェフ・シニア・ソムリエの料理

マッシュルームのシェリー蒸し
鮎の燻製とそのジュレ
天使のエビとホタテのゼリーリ入りムース ポレンタ添え
若鶏のヴァンジョーヌ風煮込み
鴨のローストチェリー添え

ジュラのワインはなかなか見つかりませんね。


あったと思った売り切れorz


同じ葡萄でシャルドネを飲んだステファン・ティソ


この位でしたorz

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