COACH特集

2012年11月11日日曜日

Next Stage Wine Party@cafe ELRIC

人生の転機(?)を迎えた方のネクストステージへの旅立ちを祝うワイン会。
☆N/V Dominio de la Vega Cava
 2001年に誕生したバレンシアの新進気鋭のボテガド「ミニオ・デ・ラ・ベガ」。瓶内熟成36か月の別キュベ「アルテマヨール」はパーカーポイント93でカバ最高の得点をたたき出しているそうです。こちらは瓶内熟成20か月マカベオ70%、シャルドネ30%です。NVとなっていますが、葡萄は2006年単一ヴィンテージのようです。カバはビターさをアフターに感じるものが多く見られますが、これは雑味の無い味わいに感心。 

◇2004 Didier Dagueneau Pouilly-Fume Blanc Fume de Pouilly Loire
  ロワール地方プイィ=シュル=ロワール村のソーヴィニヨン・ブランのクローンと言われるフュメ・ブランから造られる「プイィ・フュメ」。ここからまっすぐ東に200Km少し行くと、ブルゴーニュのディジョンです。この村は行政区分としてはブルゴーニュで、ワイン産地AOCとしてはロワールになります。所謂フュメ香(燻し香)はわずかにしますが、薄い昆布を舌に張り付けたようなミネラルがあり、薄く酸が強いだけのワインではありません。調べてみれば「プイィ・フュメ」の最高峰の造り手とか。ただ、残念なことに、ディディエ・ダグノー氏は、不慮の事故で2008年に亡くなられ2007年が彼の手掛けた最後のヴィンテージになったそうです。かのアンリ・ジャイエさんじゃありませんが、ワインの値上がりは必至ですね。

◇2006 Chapoutier Condrieu Invitare Cotes de Rhone
 こちらはローヌ地方のAOCコンドリュー。ヴィオニエらしいふくよかな味わい。長い余韻。M.シャプティ社は1808年設立の老舗。

◇1997 Kongsgaard CH Napa Valley
 ナパのジョン・コングスガードのシャルドネ。カリフォルニアワインをここまで熟成させて味わうことはまれなのですが、ナッティーな味わいが素晴らしい。カリフォルニアも酸を効かせたタイプと樽を効かせたタイプと勝手に分けているのですが、コングスガードは前者のタイプ。後者の代表はキスラーかな?収穫後15年、出荷後13~14年は経っているのに酸はまだ健在。

◇1995 Batard-Montrachet Chateau de la Maltroye
  シャサーニユ=モンラシュ村にある大手ドメーヌ、シャトー・ド・ラ・マルトロワの特級畑バタール・モンラッシェ。超熟タイプ故、まだ酸が健在なのは流石。

◆2010 Calera PN Cuvee V Central Coast
 カリフォルニア・セントラルコーストのカレラ。マウント・ハーランと言う少し内陸にポツンとあります。ピノ・ノワール・キュヴェVにはジェンセンが4%、セレックが3%、ミルズが8%、リードが4%、ライアンが4%、ヴィリエが3%ブレンドされているとか。
 果実味がたっぷりながら酸とのバランスが良くスムースに飲めるワイン。

◆2008 Talbott PN Sleepy Hollow Vineyard SLH
 カーメル・ヴァレーにあるタルポット。これはさらに南東にあるサンタルシアハイランドの自社畑「スリーピー・ホロー」の葡萄を使ったもの。タルボットはあまり飲んだことがありませんでしたが、ブルゴーニュの様な酸のあるピノ・ノワール。7

◆2008 Kistler PN Cuvee Catherine Occidental Station Vineyard
 私が持ち込んだキスラー。 キュベ・エリザベスと並ぶ最高峰キュベ。良年の選び抜いた葡萄からしか造られません。08はまだ早いと思いましたが、綺麗な酸と果実味で実に美味い。皆さんと分け合うのにふさわしいキュベ。

◆2004 Kongsgaard Syrah Napa Valley
 最後の締めはコングスガードのシラー。羊に合わせてスパイシーなワイン。しかし、南のローヌレンジャーよりはずっとエレガント。

会場は幡ヶ谷のcafe ELRIC
料理は下記のとおり。まいう~
 アミューズ。右上はなんと食用のほおずき。
 
豚耳を煮込んでゼラチン質を抽出した前菜
 ほうぼう(?)のアクアパッツァ
骨付きラムの煮込み

ワインはヴィンテージ違い、品切れもありますが、下記で入手可能。









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