COACH特集

2011年7月4日月曜日

チャリティートーク・イベントとランチ・ワイン・日本洒の会@八芳園 by Manner-BO

カリフォルニアやイタリアのワイン講座等をとおして何時もお世話になっている恵比寿のカルチャー・スクールManner-BOによる東日本大震災義援チャリティーイベントに参加してきました。場所は、徳川家康の側臣の一人、大久保彦左衛門屋敷後と言われ、明治学院大学シ、ェラトン都ホテル東京と近接しています。


当時を彷彿とさせる門から入りました。

最初は「日本の元気は食卓から」と言うパネルディスカッション。

・岩手の女医で食卓アドバイザーの宮田恵さんから、現状報告。
新しい構想も多くあるが、元々高齢過疎の地帯、課題は多い。

・農業・食品産業技術総合研究センター研究員の横山和成さんから「土の多様性」、「2025年問題」のお話し。2025年問題とはその年を境に世界人口に対する食糧需給のバランスが崩れ、均等に食糧を分配しても不足する状態になるとの事。現在は10億人が飢餓状態で、8億人が肥満だそうです!!

・金融コンサルの渋谷耕一さんから、「中小企業の方々に融資を受けて貰うための
コンサルを2002年からやっている。事業計画書や会社概要書の支援等だ。震災後は地方銀行と協力して東北の食糧をネット販売するスキームを立ち上げた。ネットショップも始め、そのオープンが3月11日からだったのは何かの縁だろう。その後もスキームを拡大している。」奥様を亡くされ、自分と3人の子供のために新しく起業されたとのこと。

・マスターソムリエ高野豊さんから、「山葡萄からスパークリング・ワインを造ると素晴らしいワインが出来るので計画を進めていたが震災でゼロになった。東北のお酒を売ろうと知っている蔵元に問い合わせたら、どこも売り切れだった。東北産なら売れると商社が先行して買い占めていたりした。東北の人々も特需に浮き足立っているが、先を考えると製品レベルを上げる事を忘れてはならない。買う側も良いものを正しい価格で購入するFair Tradeの精神を忘れてはならない。(後ほど宮田さんから「東北人は悪いからと必要以上に値引きしてしまう」とのご意見もあり。)

協賛の安曇野ワイナリーの常務取締役・工場長の戸川英夫さんからのワインのお話し。三歳で広島で被爆したが、同じく被爆した姉の事を思い、「放射線治療に効果があると言われていたワインのことを勉強するためこの世界に入った。」
ナイアガラのスパークリング。子供の頃食べた葡萄の香りがして、高野さんの言うように「ノスタルジーの世界」に引き込まれました。
竜顔の辛口
メルロ。安曇野ワイナリーの社長のセラーから特別に蔵出しして下さったものとか。各国の日本大使館でも来客用に使われているとか。香りが素晴らしい。

ふじりんごで造られたデザート・アイスワイン。

もう一つの協賛先秋田酒類製造株式会社から純米大吟醸。

雑味の無さが素晴らしく、すいすい飲めてしまう!!

食事は、東北の食材を使ったランチコース
前菜
『青森』
・長芋焼目含め煮
・青森産帆立のムースキャベツ巻、もずくソース掛け
『岩手』
・岩中豚赤ワイン蕉
・三陸産鮑バター焼
『秋田』
・じゅん菜三倍酢掛け
・稲庭饂飩パスタ風、バジルトマトソースレモン風味
『宮城』
・つる紫胡麻和え
・気仙沼産鱶鰭オイスター煮
『山形』
・だだ茶豆葛水仙海老巻
・サファイヤ茄子田楽
『福島』
・ホワイトアスパラ塩茹
・会津産花茶豆含煮

お刺身 宮城、岩手近河の鰹、青森海峡サーモン、山葵、生姜、あしらい一式、土佐醤油

強肴  岩手産短角牛蒸し焼き、焼き野来
福島産椎茸、ヤングコーンバター醤油焼き

お食事 鮭の炊き込み、雲丹の炊き込みの俵握り御飯

香の物 いぶり人参、林檎茄子潰け、相馬胡瓜漬け

留枕 信州味噌仕立て 滑子、若布
甘味 桃蜜煮、福島産さくらんぼ、マスカット、カスタードソース、シャンパンゼリー掛け
ミント

安曇野ワイナリー楽天にはこれくらいしかないです。富士ではなく紅玉のデザートワイン。

高清水純米大吟醸は山田錦ではなく、秋田酒こまち使用でした。隣の人に偉そうな事を言ってしまったorz

「秋田酒こまち」使用!高清水純米大吟醸720ml
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価格:1,380円(税込、送料別)

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