COACH特集

2011年4月28日木曜日

イタリアワイン講座 第19回 「ロンバルディア州」@Manner-BO

残すところ、わずかになったイタリアワイン講座。
今回はミラノのあるロンバルディア州です。山と平野が半々で海岸線はないけど、湖の多い州の様です。
本来であれば震災後にカーラブリア州を予定していたのですが、そちらは延期になりロンバルディアが先になってしまいました。自粛ムードが漂っているこの頃ですが、ワインを飲んで元気になりましょう。

1.D.O.C. Oltrepo Pavese Riesling "Vigna Martina" 2007

  D.O.C.オルトレーポ・パヴェーゼの中心にあるイシンバルダ(Isimbarda)は、17世紀終盤にサンタ・ジュリエッタ地区の重要な領地の君主であったという、古い歴史のあるイシンバルディ侯爵家の名前に由来します。
外観:グリーンを強く帯びた、深みのある麦わら色
香り:柑橘
味わい:ストレートにさんもミネラルも感じられます。

品種は最後までわからず、まさかリースリングとは!?

Vigna Martina : ブドウ畑にスズメバチが多く、従業員からスズメバチのブドウ畑(Vigna dei Martine)と呼ばれていました。Vignaはブドウ畑で、Martineはこの地方の方言で、スズメバチの意味があります。
この方言をMartinaに変えてこのワインの名前を付けています。(インポーターアビコさんの資料より)

2.D.O.C. Lugana Superiore "Demesse Vecchie" 2006

 オリヴィーニ(Olivini)は1970年代に祖父の強い意志により始めたワイン醸造を、情熱をもった3人の孫が1999年に新たに再開したワイナリーで、ガルダ湖畔に約14,5Haのワイン畑を持っています。D.O.C.ルガーナ

外観:1.よりは濃い黄色。
香り:甘いマンゴーやパパイヤといったトロピカルフルーツの香り
味わい:酸は1よりは円やか。新世界かなと思える味わい。ただ、後口にビターな感じが残るのが少し違うかな。

次から赤3種
3.D.O.C. Oltrepo Pavese Bonarda "Carlino"2008
  カステッロ ディ ルッツァーノ(Castello di Luzzano)は、エミリア・ロマーニャ州とロンバルディア州の州境、標高270mの丘陵に位置し、オルトレーポ・パヴェーゼとコッリ・ピアチェンティーニ両地区にまたがる。2人の女性オーナー、マリア・ジュリア&ジョヴァネッラ・フガッツァ姉妹が経営するカンティーナ。この地域はイタリア最古のワイン生産地帯の一つ。

外観:向こうが見えないガーネット
香り:スパイシーな香り
味わい:

ボナルダ100%

4.D.O.C.G. Valtellina Superiore "Grumello Rocca di Piro" 2004
 ヴァルテッリーナ・スーペリオーレの産地はロンバルディア州の北部、スイスとの国境もほど近いところ。 グルメッロ地区にあるロッカ・デ・ピーロという畑。
アール・ペ・ペ(AR. PE. PE)のワイナリーはこの畑の岩盤を掘って造られています。

外観:熟成したワインかと勘違いするほど、オレンジががったルビー色。しかし縁はレンガ色ががってはおららず、品種の特徴なのか?
香り:ちょっと梅っぽい酸味を感じさせる香り
味わい:滑らかなタンニン。

葡萄品種はキアヴェンナスカ(=ネッビオーロ)100%。ちょっぴりピノっぽい?

15-18日間のアルコール醗酵後、オークの大樽へと入れられ2年熟成、瓶内でも2年熟成させた後リリース。

5.D.O.C.G. Sfursato di Valtellina "5 Stelle" 2005

  ニーノ・ネグリ(Nino Negri)はスイス国境に近いイタリア・ロンバルディア州ヴァルテッリーナ地域、急斜面というより崖(がけ)と言ったほうが良い場所に小さな、段々になった葡萄畑が広がります。その様な“過酷”な条件の地にワイナリー。
このワインは遅摘して乾かした葡萄を使う辛口ワイン、スフルサート。
外観:濃密なガーネット色
香り:ミント、ブラックペッパー、プルーン等
味わい:心地よいタンニン、バニラのニュアンスを伴い、豊かに引き出された力強い味わい。なんとアルコール16%
 
D.O.C.G. Franciacorta Brut Millesimato 2006 Villa
 最後に出たのがD.O.C.G. Franciacortaのヴィンテージ・スパークリング。
葡萄はピノ・ビアンコ、ピノ・ネロ、シャルドネの国際優良品種のみで作られています。

ティスティングの後は最終回と想定して予約してあったトラットリア・デッラ・ランテルナ・マジカ (TRATTORIA DELLA Lanterna Magica)へ。


恵比寿から線路沿いを歩いて目黒の手前の路地を少し入るとあります。ここが入口です。
ラルド、豚脂身(ラード)の生ハムです。
生ハム

花ズッキーニのフリット

パスタ

かくして目黒の夜は楽しく更けていきました

今回のワインたち。


どこも売り切れでしたが、ここが安かったです。





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