COACH特集

2011年12月15日木曜日

Trip to OREGON & CALIFORNIA 11 Santa Clala County

今回は初めてSanta Clala CountyのRIDGE VINEYARDに行きます。2000年に出張で約一ヶ月Santa Clalaに滞在していた事がありました。平日はホテルと仕事先の往復でしたが、土日になると何処かに出かけたい。NAPAやSonomaに行きたかったのですが、同行した同僚達は、遠すぎるというのでせいぜいSan JoseのINTEL博物館とかしか行けませんでした。そのSanta Clala Countyにはあのパリティスティングで有名なRIDGEがあったのは帰国後知ったのです。その後、何度かシリコンヴァレー周辺に出張する事はあったのですが、行く機会がありませんでした。
今回は我が儘を言って、10月に共通の友人を通して知り合いになったばかりのSan Jose在住のHAさんに連れて行って貰う事になりました。ほんと今回はオレゴンからカリフォルニアまで人のお世話になりっぱなしで恐縮の限りです。

朝、San Joseからわざわざ迎えに来て貰い、Santa Cruz MountainsのRidgeまで行きました。ここは標高約600~800mに葡萄畑を持っているようでティスティングルームまで延々と山道を登っていきます。
霧の向こうに見えるのはSan Joseの街だそうです。

意外に質素なティスティングルーム。
中に入ると2組のカップルと我々3人、合わせて7人が予約していたようです。8人掛けのテーブルに座り5種類のワイン・ティスティング開始。各ワインの細かい情報が書かれたリストが配布され、サービスの女性が説明してくれます。当然Native向けスピードなのでキャッチアップが大変です。
☆2008 Monte Bello CH
100%Santa Cruz Mountainsのシャルドネ。私的には珍しいRidgeの白ワイン。カルフォルニアのシャルドネらしく蜂蜜の香り、濃い味わいですが、ミネラル感もあり苦みやエグミは無いのでとても美味しいです。
★2009 Geyserville
北のAlexander ValleyのZinfandel(74%)、Carignane(17%)、Petite Sirah(6%)、Mataro(1%)。昨日行ったCoppolaのワイナリーあたりがAlexander Valleyへの入り口だと思います。ドライなZin。奥底に醤油的な芳香があります。酸味もあり、すき焼きに合いそうだと思いました。
Mataroは、スペインではモナストレル(Monastrell)、フランスではムールヴェードル(Mourvedre) と呼ぶ葡萄です。国際的にはムールヴェードルの方がお馴染みですね。
★2007 Lytton Estate Syrah/Grenache
Sonoma CountyにあるDry Creek ValleyのSyrahとGrenacheが50%ずつ。ワイナリー限定販売。
★2008 Estate Cabernet Sauvignon
現地のMonte bello Vineyardの75%Cabernet Sauvignon、20%Merlot、3%Peti Verdot、2%Cabernet Franc。ボルドーブレンドですね。まだ少し硬くタンニンが豊かですが、カリフォルニアのカベルネらしく熟成も期待できるワインです。$40でこれは良いですね。
★2008 Monte Bello
ここのトップ・キュベです。購入するのは前のCSで良いと思っていたのですが、香りを嗅いだ途端、「うーん、素晴らしい」と感じました。味わいも滑らかなタンニン、酸味もあり長期熟成させたらもっと素晴らしくなるワイン。$145なのですが、金もないのに購入してしまいました。

しかし、同席した一人の男性、なんやかやと質問していてリーガルとかイリーガルとか言ってます。後で友人に聞くと法律畑の人のようで、混合とかそういうものは法規があるのかみたいなことを聞いていたそうです。この人、もっと気になったのは、グラスに注がれた途端、ブンブンとグラスをスワールしています。まず静止状態で注いでもらい、最初の香りを味わい、口に入れ口内を回して酸やタンニンの具合、口から鼻へ抜ける戻り香等十分に鑑賞評価し、次に回してみてどう香りやタンニンが参加して甘みになっていく過程などを見るのが正しいティスティングお作法だと習いました。細かくはもっとありますけど。


ティスティングを終えると外に出て畑の見学です。
残果がまだあり、少しずつ勝手に味わいましたが、PVは酸味、MLは丸やかな甘み、CSは選んだ葡萄の上が少し青かったためか、緑臭くCFかと思いましたf^_^;


寒風吹きすさぶMonte bello Vineyardを歩きながら説明を受けます。
サービスの女性が近くに来たので話を聞く事が出来ました。

・霧は山の中腹までしか来ないとのこと。

・日本の大塚製薬資本の関係もあり日本人のインターンが交代交代にやってくるとのこと。
有名なだけのワイナリーと思っていると誤ります。
 その後、少しくだってピチェッティ・ワイナリー(Picchetti Winery)に寄りました。
1870年代から続くのどかな古いワイナリーで、禁酒法時代を乗り越えて続いています。
5種類を$5でティスティング出来ます。まあ、ワインはSo So・・・・・f^_^;
Ridgeにいたワイン関係だというカップルも後からやってきました。
外には孔雀が居ます!!

続いてここCupertinoから、Los Gatosまで移動して、Testa Rossa Wineryに向かいます。
ここは4年以上前に来た記憶があります。その前に2003 Sleept hollow Pinot Noir飲んで美味しいと思ったのです。
でも、最近輸入されなくなったが「当たり前だな」と思いました。部分的なホリデーである、ベテランズデイ(休まない会社もある)かつ週末のためかティスティング・ルームは劇混みでカウンターに近寄れないくらい。
有料ティスティングしたが、CHはオーク効き過ぎで苦味があるし、PN2種もSoSo。SyrahとCSも試したがどれも駄目。2003年頃のヴィンテージの味わいを思い出したいのにとてもとても。Ed Kurtzmanさんがいた頃だからと言われるだろうが、マネジメント側がしっかりしていれば継承できるはずだと思います。まあ、あの混み方で満足してるのかな。

Los Gatosのスーパーで同じワインがワイナリーより安くおかれているのも問題ですね。

その後、Santana RowのVintage Wine Merchantに併設してあるワインバーで地元の方やショップの方と5人で食材持ちよりプチワイン会。


シャンパーニュで乾杯!!

こんなに一杯持ち寄りで食べきれません。

仏、伊、米と言っても対決しているわけではありません。
ここのワインショップは日本にも直送してくれるそうです。カリフォルニアだけでなく、フランス、イタリアのワインも充実。ご一緒したMさんは、イアタリアワインのバイヤーだそうです。

かくして、この夜も賑やかに更けていくのでした。皆さんありがとうございました。



この値段なら、わざわざ現地で$60で買ってこなくても良いかも知れません。カリフォルニアの消費税(8.5%?)も付きますし、そんなにお得ではないです。


ヴィンテージは異なりますが、ガイザーヴィルも購入できます。

リッジ ガイザーヴィル [2008]Ridge Geyserville
リッジ ガイザーヴィル [2008]Ridge Geyserville
価格:6,898円(税込、送料別)

エステートのカベルネ。


モンテベロはバックヴィンテージがあります。


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